事件が発生したのは2016年2月のこと。人気情報番組の視聴者プレゼントコーナーにおいて、世界的な家具ブランドであるIKEAのベストセラー商品が紹介された。過酷な品質試験をクリアした強靭さをアピールするために用意された展示品に対し、お笑いコンビ・オードリーのふたりが放った強烈なインパクトが、すべての引き金となったのである。
体重をかけた激しい打撃と度重なる加重テストさながらのアクションは、製品の想定を超える剪断面を生み出し、生放送中にフレームが破断。アナウンサーの「絶対に壊れません」というフレーズとほぼ同時に起きた壊滅的な結末は、視聴者に強烈なトラウマと爆笑を刻み込んだ。あれから10年が経過した現在、事件は単なる失敗談ではなく、生放送のダイナミズムと人間ドラマを凝縮した象徴的エピソードとして再評価されている。