2000年、テレビ東京系のオーディション番組『ASAYAN』。モーニング娘。第3回追加オーディションの最終選考で、奈良県からやってきた12歳の加護亜依が放った存在感は異次元だった。プロデューサーのつんく♂をはじめ、審査員一同を一瞬で虜にしたのは、技術を超えた「愛嬌の爆発力」だ。
アップフロントグループが仕掛けたこの国民的ムーブメントにおいて、石川梨華、吉澤ひとみ、辻希美とともに第4期メンバーとして加入した彼女は、瞬く間にグループの中心へと躍り出る。カメラを向けられた瞬間の天真爛漫なリアクション、物怖じしない度胸、そしてどこか哀愁を漂わせるハスキーな声質。すべてが完璧なバランスで成立していた。
デビュー曲「ハッピーサマーウェディング」での鮮烈な登場から、モーニング娘。はミリオンセラーを連発するモンスターグループへと加速していく。その最前線で旗を振っていたのが、間違いなく加護亜依という少女だった。