なぜ特定のおつまみは胃に負担をかけず、別のものは翌日まで胃に残ってしまうのか。消化器内科の第一人者として知られる江田証医師は、胃の排出スピードと消化酵素の働きに着目する。脂質の多い肉料理や揚げ物は胃の中に4〜5時間以上とどまるのに対し、加熱した白身魚や豆腐、野菜類は2時間前後で小腸へと送り出されるという。
また、厚生労働省が発信する健康情報や、日本栄養士会が推奨する食生活指針においても、飲酒時にはアルコール代謝を助けるタンパク質やビタミンB群の補給が強く推奨されている。山芋の大根おろし和え、蒸し鶏のポン酢がけ、温かい豆腐のあんかけなど、粘り気成分や酵素を含む食材の組み合わせは、胃粘膜を守るアプローチとしても理にかなっているのだ。