この再開発がもたらす波及効果は、単なる建設需要にとどまらない。地元財界を束ねる関西経済連合会は、IRの開業および関連事業によって見込まれる年間の経済効果を数兆円規模と試算。都市開発・観光産業における雇用創出効果はダイレクトな施設スタッフだけでなく、一次産業や物流、ITサービスに至るまで多岐にわたる。
関西経済連合会の幹部は「関西国際空港や神戸港との連携を強化することで、近畿圏全体に持続的な観光消費の波紋を広げることができる」と自信をのぞかせる。単発のイベントで終わらせず、長期にわたって外貨を獲得し続ける強固な経済ループを作り上げることこそが、今回の都市開発・観光産業における最大の戦略的目標なのだ。