彼女の歩みを振り返ると、所属事務所のホリプロが誇る看板女優として、常に挑戦的な役柄へと果敢に飛び込んできた歴史がある。映画『シン・ゴジラ』での米国大統領特使役で見せた鋭利な知性、そして名作として語り継がれるTBSドラマ『アンナチュラル』での法医解剖医・三澄ミコト役は、彼女のキャリアを決定づけた金字塔だ。
結婚と出産という人生の大きな転機を経て主演を務めた映画『ミッシング』では、これまでのパブリックイメージを粉々に打ち砕く凄まじい迫力で、愛娘の失踪に苦悩する母親の狂気と祈りを熱演した。自身の私生活で母となった経験が、演技という枠を超えてスクリーンに生々しい魂を吹き込んだことは記憶に新しい。