長年、日本のポップカルチャーとして扱われてきた「血液型性格診断」に対し、欧米の学術界は懐疑的なスタンスを崩さなかった。しかし、近年の大規模ゲノム解析(GWAS)と腸内細菌叢(マイクロバイオーム)研究の進展により、その潮目が変わりつつある。
赤血球表面のA抗原・B抗原を持たないO型は、免疫系の反応プロセスやストレスホルモンの分泌傾向において、他血液型と異なる特質を示す。心理学者が「性格」と呼ぶ行動パターンの多くは、実は自律神経の応答性や神経伝達物質の代謝速度と深く結びついている。環境ストレスに対する初期反応速度の違いが、結果として周囲から「大らか」「動じない」と見られる素地を作っているのだ。