1909年の創業以来、日本のバスタイムを支え続けてきた牛乳石鹸共進社株式会社。同社を代表する「カウブランド 赤箱」は、近年若年層の間で空前の大ブームを迎えている。ポップアップストアの行列やノベルティグッズの完売など、伝統的なブランドがZ世代の心をとらえた現象は、化粧品・日用品業界でも大きな話題となった。
この流行を後押しした要因の一つに、メディアやSNSでの話題性がある。人気俳優の菅田将暉がTV番組やラジオでシンプルな全身洗顔・洗髪エピソードを口にしたことや、YouTube上のインフルエンサーによる検証動画が爆発的な再生数を記録したことで、「固形石鹸ひとつで髪まで洗う」という選択肢が新鮮な体験として若者に浸透したのだ。