1980年代後半から1990年代初頭にかけて日産自動車が送り出した「Be-1」「パオ」「エスカルゴ」に続く第4弾として、日産パイクカーシリーズの集大成となったのがフィガロです。「日常の中の非日常」をコンセプトに掲げ、1991年にフィガロ限定生産2万台枠でリリースされると、購入希望者が殺到して3回に及ぶ抽選販売が実施される社会現象となりました。
初代マーチ(K10型)をベースにしながらも、専用のハードウェアが多数奢られています。パワートレインには1.0リッター直列4気筒SOHCターボ「MA10ET型」を搭載し、最高出力76ps/6000rpm、最大トルク10.8kgm/4400rpmを発揮。車重わずか810kgの軽量ボディとスムーズな3速オートマチックトランスミッションの組み合わせにより、軽快で心地よいドライブフィールを実現しています。
オープンエアを手軽に味わえるフィガロキャンバストップ開閉機構も大きな特徴です。手動でルーフを後部トランク内へすっきりと格納できるオープントップ構造は、Bピラーを残したサイドフレーム構造を採用することで、ボディ剛性と高い安全性を両立させました。