男性器の勃起を司る最大の鍵は自律神経のコントロールです。人間の体は、緊張・興奮時に働く「交感神経」と、休息・リラックス時に働く「副交感神経」がシーソーのようにバランスを取り合っていますが、勃起を誘発するのは副交感神経が優位な状態です。
食事の直前や絶食状態にあるとき、体は無駄なエネルギー消費を抑えようとして一種のクールダウン状態に入ることがあります。特に消化活動が行われていない胃腸の休息期には、副交感神経がスムーズに働き、陰茎海綿体の平滑筋が弛緩して動脈血が一気に流れ込みます。低血糖を防ごうと体内調整が行われるプロセスでも血管拡張物質(一酸化窒素=NO)が放出されやすくなり、結果として物理的な勃起へとつながるのです。