なんJ(なんでも実況J)における深見東州の扱いは、一般的な新興宗教指導者や怪しい実業家への反応とは一線を画している。通常、この手の人物が掲示板で槍玉に挙げられる際は激しいバッシングや告発に終始することが多い。だが彼の場合は違う。突如として貼られるシュールな広告画像、脈絡のないダジャレ、そして圧倒的な肩書の羅列に対し、スレ民は「またお前か」「何者なんだよ定期」とツッコミを入れつつ、半ばお祭り騒ぎのインターネット・ミームとして楽しんできた。
「怒涛の英語」「縄文人気質」といったフレーズを掲げ、みすず学苑の広告で見せるあの強烈なビジュアル。自虐的とも受け取れる過剰な演出は、見る者の警戒心を瞬時に無効化する。ネット空間において、突っ込みどころの多さは最強の武器だ。計算された悪ふざけなのか、それとも純粋な感性の暴走なのか。その判別不能なカオスっぷりこそが、皮肉屋の揃うなんJ民を惹きつけてやまない最大の要因といえる。