白身によるビオチン吸収阻害を回避するもう一つのスマートな選択肢が、「卵黄だけを納豆に混ぜる」という方法だ。アビジンが含まれているのは卵白部分のみであり、黄身にはアビジンが含まれていない。
それどころか、卵黄自体にもビオチンや高品質な脂質、ビタミンA、鉄分などが凝縮されている。納豆のコクと黄身のマイルドな旨味が重なり合うことで、味わいの面でも栄養面でも極めて優れた食べ合わせが完成するのだ。
業界団体である全国納豆協同組合連合会の情報発信や各種啓発活動においても、納豆の多様なアレンジや栄養価を高める工夫が長年紹介されてきた。白身を取り除いて黄身だけを加えるスタイルは、手軽かつ最も理にかなった定番レシピとして注目を集めている。