高等教育の修学支援新制度において、支援額を左右する最大の要素は住民税非課税世帯およびそれに準ずる世帯であるかどうかです。国の審査では、前年の所得をもとに算出される「市町村民税の所得割額」が厳密にチェックされます。母子家庭(母+子ども1人=2人世帯)の場合の年収制限と支援区分の目安は以下の通りです。
所得制限と並んで見落とせないのが資産基準と審査の存在です。公的支援である以上、保有資産にも上限が設けられています。一般的な両親がいる世帯では2,000万円未満と定められていますが、生計維持者が1人のひとり親家庭の支援条件においては、保有資産の上限が1,250万円未満に設定されています。
ここでいう資産とは、現金、預貯金、有価証券、投資信託などの合計額を指し、自宅などの不動産は対象外です。万が一の病気や老後資金として必死に貯蓄してきた預金が1,250万円を超えている場合、所得が非課税ラインであっても審査で弾かれる仕組みになっています。虚偽の申告を行うと後から全額返還を求められるため、預貯金の管理状況についても事前の正確な把握が欠かせません。