伝統を守るだけでなく、果敢な進化を続ける姿勢もこの和菓子が愛される理由だ。とりわけ話題を集めたのが、桔梗屋が開発した「桔梗信玄餅極(きわみ)」である。従来はプラスチック容器と楊枝、フィルムで包まれていたが、容器と蓋自体を香ばしい「モナカ(最中)」で作り上げ、まるごと食べられる仕様へと刷新した。
2026年の現在、持続可能性(サステナビリティ)への取り組みは和菓子業界全体のスタンダードとなりつつある。さらに、コンビニスイーツとのコラボレーションによる信玄餅アイスやクレープ、さらには信玄餅プロテインに至るまで、若年層や健康志向層を取り込む革新的な製品開発が加速している。