番組の歴史を語る上で欠かせないのが、元NHKアナウンサーの大塚範一の存在だ。民放への移籍という当時としては異例の転身を果たした大塚は、圧倒的な知識量と温厚な人柄で番組の「顔」として君臨した。八木亜希子や高島彩との掛け合いは絶妙で、スタジオには常に家族のような温かい雰囲気が流れていた。
東日本大震災の発生や数々の大型ニュースが世界を揺るがす中、生放送で見せた真摯な言葉と温かい眼差しは今も多くの視聴者の記憶に残っている。病気療養のため番組を降板する際、スタジオと結んだ電話越しで見せた決意と、共演者たちが流した涙の場面は、朝の情報番組の枠を超えた人間味あふれるドラマとして、テレビ史に深く刻まれている。