「夢のような」という言葉は、主に「現実に起きているとは信じられないほど素晴らしいさま」を指す形容動詞的な表現です。想像をはるかに超えた幸福感や、まるでフィクションの世界に迷い込んだかのような非日常感を表現する際に用いられます。
日常会話で最も親しまれている使い方のひとつが「夢のような時間」です。例えば、憧れのリゾート地で過ごした休暇や、大好きなアーティストのライブを最前列で鑑賞したひとときなど、楽しさのあまりあっという間に過ぎ去ってしまった時間を振り返るときにぴったりの表現です。
ただし、この表現には「夢=いずれ覚めるもの」という無意識の前提が含まれています。単に「最高だ」と伝えるだけでなく、どこか手の届かない幻想的な美しさや、儚さ(はかなさ)を漂わせる点が、この言葉の持つ独特の情緒と言えます。