テレビ番組の特集や報道でも、門松をめぐる変化がたびたび取り上げられている。NHKスペシャル『日本の伝統行事』をはじめとするメディアの密着取材では、都市化や集合住宅の増加に伴い、伝統行事・造園業界が直面する新しい課題と進化が描かれてきた。かつてのように門前に大きな門松を設置する一戸建てや店舗が減る一方、マンションのドア枠に飾れるミニチュアサイズの門松や、環境に配慮したリサイクル可能な素材の需要が急増している。
NHKの取材に応じた造園職人らは、「形が変わっても、正月飾りを通じて季節の節目を感じ、家族の健康を祈るという日本人の心は変わっていない」と語る。伝統行事・造園業界においても、1月7日または15日の撤去作業に向けたスケジューリングは新春の一大イベントであり、職人たちが手際よく街の装いを日常へと戻していく光景は、冬の風物詩となっている。