世界でも珍しい海底徒歩トンネル「関門トンネル人道」は、一度は歩いてみたい人気スポットですが、旅慣れていない観光客が陥りやすい地理的な罠が潜んでいます。
「門司港駅からすぐ歩ける」という誤解と距離の現実
多くの観光客が誤解しがちなのが、「門司港レトロにいれば、すぐに海底トンネルへ入れる」という錯覚です。実際には、JR門司港駅から関門トンネル人道の門司側エレベーター乗り場(めかり地区)までは、約2.5km〜3kmもの距離があります。徒歩で移動した場合、入口に辿り着くだけで35分〜40分を要してしまいます。
トンネル自体は全長780mで、地下へエレベーターで降りてから対岸へ抜ける徒歩所要時間は約15分です。つまり、門司港駅から唐戸市場まで全行程を徒歩で強行すると、合計で約1時間以上歩き続けることになります。足腰に自信がない方や、限られた時間で回りたい旅行者にとっては手痛いタイムロスとなりかねません。
人道入口への賢い移動手段と通行料金
人道ウォーキングを取り入れたい場合は、門司港レトロ地区から人道入口まで以下の交通手段を組み合わせるのが鉄則です。
- 西鉄バス:門司港駅前から「和布刈(めかり)行」に乗車し、「関門トンネル人道口」下車(所要約12分)。
- 平成筑豊鉄道 門司港レトロ観光列車「潮風号」:トロッコ列車で終点「関門海峡めかり駅」へ向かい、そこから徒歩約10分(春〜秋の特定日運行)。
- レンタサイクル:門司港駅周辺で自転車を借りて海沿いを快走(所要約15分)。
関門トンネル人道の歩行者通行料は無料です。自転車や原動機付自転車を持ち込む場合は通行料20円が必要となります。なお、トンネル内での乗車走行は道路交通法および安全管理上厳しく禁じられており、必ず押し歩きで通行しなければなりません。