ポテトの品質と健康リスクを語る上で避けて通れないのが「揚げ油」の問題です。かつてマクドナルドの揚げ油には風味づけとして牛脂がブレンドされていましたが、健康志向の高まりとともに改良が重ねられてきました。
現在、日本マクドナルドではパーム油とキャノーラ油をブレンドした100%植物性油脂を使用しています。一時期大きな問題となったトランス脂肪酸についても、製法の見直しによって大幅な低減が行われ、現在では店舗で提供されるポテトのトランス脂肪酸量はごく微量(実質的な低減目標をクリア)に抑えられています。
また、ネット上で「危険な化学物質が入っている」と騒がれることがある消泡剤「シリコーン(ジメチルポリシロキサン)」についてですが、これは高温の油が激しく泡立って飛び散るのを防ぎ、調理現場の安全を確保する目的で極微量添加されているものです。シリコーン自体は体内に吸収されずそのまま排出される不活性物質であり、日常的な摂取量で健康被害が出るレベルではありません。
店舗での油の劣化管理についても、「極性化合物(TPM)値」の測定などによる油の酸化チェックが定期的に実施されており、劣化した油を使い回し続けるリスクは厳格にコントロールされています。