マクドナルドの「フィレオ」を冠する主要3商品(フィレオフィッシュ、えびフィレオ、チキンフィレオ)は、単に主原料が異なるだけでなく、開発思想やパティの製造工程、バンズの調理法に至るまで全く異なるアプローチが取られています。各メニューの構造とスペックを客観的データから比較します。
とりわけ注目すべきは、フィレオフィッシュで採用されている魚の種類が「スケソウダラ(天然のアメリカ産アラスカポロック)」に厳格に定められている点です。ベーリング海などの冷たい海域で持続可能な漁業基準(MSC認証)を満たして漁獲された魚を急速冷凍し、鮮度を保ったまま加工しています。
一方、チキンフィレオにおける部位の違いも見逃せません。ジューシーチキン赤とうがらし等の限定メニューで使われるジューシーな「もも肉」に対し、チキンフィレオは純粋な「鶏むね肉」の一枚肉を使用しています。高タンパクで脂質が控えめな胸肉をパサつかせず、外側はカリッと、中はしっとり仕上げる温度管理こそがフィレオの真骨頂です。
さらに、えびフィレオにおける具材のこだわりは「エビの丸ごと感」にあります。すり身で成型しただけの安価なエビカツとは一線を画し、殻をむいたエビを原型をとどめたままパティの中にぎっしりと敷き詰める製法を採用。つなぎにもエビのエキスとすり身を用い、噛んだ瞬間に弾ける特有の食感を生み出しています。