Q1:マキの木の下のほうの枝が枯れてスカスカになってきました。再生させる方法はありますか?
A1:一度完全に幹まで枯れ落ちた太枝から新芽を吹かせるのは極めて困難です。ただし、わずかでも青い小枝が残っている場合は、上部の段輪を強く透かして下段へ十分な直射日光が注ぐように改善することで、徐々に小枝の分枝を促して数年がかりでボリュームを再生させることが可能です。また、5〜6月の成長期に適切な浅葉剪定を行い、頂芽の優勢性を抑えて下枝へ樹液を行き渡らせるアプローチが有効です。
Q2:太い枝をノコギリで切って樹高を大幅に下げたいのですが、切っても大丈夫でしょうか?
A2:葉が残っていない位置まで幹を途中で切断する「ぶつ切り(芯止め)」は、マキにとって枯死に直結する最高危険度の行為です。樹高を下げる場合は、必ず切りたい高さの直下に元気な「緑の葉を持つ横枝」が存在する位置を見極め、その分岐点のすぐ上で斜めにカットしてください。切断面には必ず「トップジンMペースト」等の癒合剤を分厚く塗布し、木質部の乾燥と雨水・菌の侵入を遮断することが絶対条件となります。
Q3:剪定後に葉先が茶色く枯れ込んでしまう原因は何ですか?
A3:主な原因は「刃物の切れ味不良による繊維の破砕」か「真夏の強日射による葉焼け」です。切れ味の落ちた刈り込み鋏や粗悪な生垣バリカンで葉を途中切断すると、切り口の細胞が潰れて乾燥し、1〜2週間後に広範囲が茶褐色に変色します。剪定時は必ず良く砥いだ刃物を用い、できる限り小枝の分岐部で葉そのものを断ち切らないよう丁寧な鋏入れを心がけてください。