実際の言葉遊びコミュニティやSNSの投稿を分析すると、「ま」のターンで詰まる人にはある共通した心理的ボトルネックが存在することが分かります。
認知言語学の知見によれば、人間の脳は単語を思い出す際、記憶のネットワーク(語彙目録=メンタルレキシコン)から「意味カテゴリー」または「音韻」をトリガーにして検索を行っています。しかし日常会話では「ま」から始まる単語の多くが「また」「まあ」「まるで」といった副詞や接続詞に偏っており、しりとりの公式ルールで使える「名詞」としての引き出しが意識的に整理されていないケースが多いのです。
SNS上でも「しりとりで『ま』が回ってきた瞬間、なぜか『マンゴー』と『枕』しか出てこない」「相手に『ま』で返され続けると手詰まりになる」という声が多数散見されます。この落とし穴を克服するには、普段から「食べ物(マカロニ)」「動物(マントヒヒ)」「カタカナ道具(マイクロホン)」というように、ジャンルごとに最低1〜2個のフックを頭に固定しておく手法が極めて有効です。