急逝当時、メディアは「マイケルは破産寸前で金銭的に困窮していた」とセンセーショナルに報じました。確かに生前は、巨大プライベート遊園地ネバーランドの莫大な維持費や裁判費用、浪費癖により約5億ドル(当時のレートで約480億円)の負債を抱えていたとされています。
しかし、彼が所有していた最大の資産である「ソニー/ATVミュージックパブリッシング」の楽曲カタログ(ビートルズの主要楽曲の版権を含む)は莫大な価値を保持していました。死後、遺産管理財団(エステート)がカタログの持ち分売却や公式映画、シルク・ドゥ・ソレイユとのコラボレーションを巧みに展開した結果、数年間で負債を全額完済。現在では音楽業界でも類を見ない強固な財政基盤を誇っています。
また、ネバーランド(現シカモア・バレー・ランチ)は2026年に米富豪によって約2200万ドルで買収され、施設のリニューアルが進められるなど、負の遺産とされた場所も歴史的モニュメントとして再評価されています。