物語の軸を担うのは、あまりにも人間くさい5人の主人公たちだ。彼らは神々や大富豪のような存在ではなく、街角で泥にまみれながら戦う異色の存在である。
昼は弁護士、夜は男気あふれるビジランテとして奔走するデアデビルことマット・マードック。実力派俳優チャーリー・コックスが見せる、鋭い身体能力と内面の脆さを併せ持った演技は、視聴者の心を掴んで離さない。
アルコール依存症と闘う辛口探偵ジェシカ・ジョーンズ、圧倒的な皮膚の硬さと人情味を誇るルーク・ケイジ、そして「氣」を纏う拳で戦うアイアン・フィスト。彼らが反目し合いながらも、ニューヨークという共通の街を守るために手を取り合う姿には圧倒的な熱量が宿る。
さらに見逃せないのが、パニッシャーの圧倒的な存在感だ。善悪の境界線を踏み越えた彼の容赦ない暴力描写と悲哀に満ちた過去は、単独シリーズ化を勝ち取るほどの強烈な支持を集めた。