日本テレビ系列の準キー局である日本海テレビ(鳥取市)において、長年にわたる寄付金の横領が明るみに出たのは2026年11月のことでした。長年チャリティの象徴として親しまれてきた大型特番の裏で、視聴者の善意が私的に流用されていた事実は、全国に大きな波紋を広げました。
不正を行っていたのは、同社の経営戦略局長(当時53歳・元総務局長)を務めていた男性幹部です。社内調査の結果、元幹部は2014年以降の約10年間にわたり、毎年『24時間テレビ』に寄せられたチャリティ募金の一部を着服し続けていました。
判明した被害総額は計1,118万2,575円に上ります。このうち『24時間テレビ』の寄付金着服分が264万6,020円、同社の売上金や親睦会費などの私的流用分が853万6,555円でした。視聴者が街頭やイベント会場で託した硬貨や紙幣が、長年組織の中枢にいた人物によってネコババされていた現実は、メディアの公共性を根底から損なう前代未聞の不祥事となりました。