柳宗悦とは何者か?民藝運動と用の美の真髄、柳宗理との知られざる関係

柳宗悦とは何者か?民藝運動と用の美の真髄、柳宗理との知られざる関係

柳宗悦とは何者か?民藝運動と用の美の真髄、柳宗理との知られざる関係とはどんな影響があるのか? 専門的な分析を丁寧に紐解いて紹介します。

柳宗悦の活動における大きな転機となったのが、李朝時代の朝鮮陶磁器(小鹿田焼や白磁など)との出会いでした。日韓併合後の過酷な時代背景の中、宗悦はその造形美に心を奪われ、朝鮮半島の工芸と文化に深い敬意を抱くようになります。

1924年(大正13年)、宗悦は失われゆく伝統工芸を守るため、ソウル(当時の京城)の景福宮内に「朝鮮民族美術館」を設立。他民族の文化を支配的視線ではなく美の視点から等しく尊び、保護しようとした姿勢は、当時極めて稀有な人道主義的実践でした。

その後、活動の拠点を本格的な拠点として結実させたのが、1936年に東京・目黒区駒場に開館した「日本民藝館」です。実業家・大原孫三郎らの熱心な支援を受け、宗悦自らが設計や陳列プランを手掛けたこの洋館・和館の調和した建物は、現在も民藝の聖地として息づいています。宗悦は初代館長を務め、国内外から蒐集した約1万7000点に及ぶ工芸品を通じて、人々に「直観で美を観る」ことの大切さを伝え続けました。

鈴木 陽菜
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鈴木 陽菜

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