イントロは3秒、いや、もはや1秒かもしれない。サブスクリプションサービスのスキップボタンが容赦なく押される現代において、楽曲の出だしはアーティストの命運を分ける。特に耳の肥えたリスナーを引きつけるためには、従来のAメロ、Bメロといった悠長な構成は通用しない。最初の一音で脳内にドーパミンを放出させるような、強烈なフックが求められている。
最近のヒットチャートを分析すると、冒頭にサビや印象的なボイスドロップを配置する構成が主流だ。これは、SNSでの動画BGMとしての使いやすさを徹底的に意識した結果である。短い時間でいかに自己表現を行うか、その戦いはすでに始まっている。