令和の路上に咲く昭和の異端——なぜ今「コルクヘルメット」がZ世代を魅了するのか?安全性とカルチャーの狭間で揺れるバイク市場のリアル

令和の路上に咲く昭和の異端——なぜ今「コルクヘルメット」がZ世代を魅了するのか?安全性とカルチャーの狭間で揺れるバイク市場のリアル

令和の路上に咲く昭和の異端——なぜ今「コルクヘルメット」がZ世代を魅了するのか?安全性とカルチャーの狭間で揺れるバイク市場のリアルの重要なポイントについて、専門知識を取りまとめてご紹介します。

かつて「コルク半」の愛称で親しまれたこのヘルメットは、ツバ付きの半キャップの内側に緩衝材としてコルク材を貼り付けた独特の構造を持つ。90年代後半には不良少年の代名詞として敬遠される時期もあった。しかし、2026年現在の路上でそれを被る若者たちに、過去のダークなイメージはほとんど共有されていない。

彼らが惹かれているのは、デジタル時代にはない「アナログな手触り」と「圧倒的な存在感」だ。大量生産されたフルフェイスヘルメットにはない丸みを帯びたシルエットや、あご紐に施された本革の耳あて、金属バックルのレトロな質感が、Y2Kファッションや80年代ポップカルチャーに親しむ世代の感覚に見事にヒットした。

都内のバイクショップ店主はこう語る。「3年前までは在庫の山だった旧車風の半キャップが、今や入荷待ち状態です。買いに来る顧客の半分以上は、バイクに乗るようになって日の浅いZ世代の男女。彼らにとってコルク半は『怖いもの』ではなく『エモいファッションアイテム』なのです」。

橋本 菜々子
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橋本 菜々子

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。