「LINEで甘いメッセージをやり取りしている」「異性と親しげに食事している写真がある」――これらを目撃したとき、多くの人はパートナーの裏切りを確信します。しかし、法的な観点から見ると、浮気の証拠としてLINEのやり取りや単なるツーショット写真を提出するだけでは、慰謝料請求や離婚裁判で決定打にならないケースが少なくありません。
日本の民法における不貞行為とは、基本的に「配偶者以外の異性と自由な意思に基づいて肉体関係(性交渉)を持つこと」を指します。どれほど親密な会話履歴があっても、「ただの冗談」「プラトニックな相談相手に過ぎない」と言い逃れされてしまえば、それ以上の追及が難しくなります。さらに、デジタル画面のスクリーンショットは改ざんが容易であるため、相手が「捏造された画像だ」と主張した際に単体での立証力が落ちる弱点も抱えています。