この激戦区を語る上で外せないのが、商業ビル「アレアレア2」を舞台に展開されてきた歴史である。施設の運営を手がける株式会社東栄は、単にテナントを誘致して家賃収入を得る旧来の商業モデルを真っ向から否定した。その象徴こそが、全国規模の新人発掘コンテスト「ラーメントライアウト」だった。
腕一本で成り上がりを狙う無名の職人たちが、自作の一杯を審査員にぶつける公開オーディション。優勝者には施設への出店権と開業支援が約束されるという過酷な勝ち抜き戦は、数多くのスター店主を外食シーンへと送り出した。定期的に店舗が入れ替わるサバイバルシステムを導入したことで、フロア全体に心地よい緊張感が生まれ、常に最高水準のクオリティが担保されている。