文化庁が推進する文化財保護の現場でも、景観とそこに根づく食文化を一体として捉えるアプローチが重視され始めている。姨捨山に広がる棚田の保全活動も、それを支える人々の情熱と、その価値を理解し消費する都市部の人々の支えがあってこそ持続する。
風景を愛で、その情景を皿の上に表現し、味わい尽くす。この洗練された営みこそ、日本が世界に誇るべき無形の財産である。変えてはならない本質を守り抜きながら、新しい時代の風を柔軟に取り入れる――その先に見据える未来は、水田に輝く無数の月のように、どこまでも澄み渡っている。 (出典: 田 毎(Yahoo!ニュース))
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