変革が進む一方で、同社の根幹を支える繊維製品産業の安定感も見逃せない。男性用インナーとして圧倒的なシェアを誇る「BODY WILD」、女性の定番ストッキングとして長年愛されてきた「SABRINA」、そして肌への優しさを極限まで追求した「KIREILABO」といった強力な自社ブランド群は、時代を超えて消費者の生活に密着している。
これらライフスタイルブランドがもたらす安定したキャッシュフローこそが、新事業への攻めの投資を支える強固なベースだ。消費者のニーズの変化に応じたEC販売の強化や機能性素材の開発により、成熟市場と言われるアパレル領域においても手堅い粗利益率を維持。単なる過去の遺産ではなく、進化し続ける現金創出源として機能している。