キャロライナリーパーがどれほど異常な辛さを持っているのかを理解するには、辛さの国際基準である「スコヴィル値(SHU:Scoville Heat Units)」と、毒性学における致死量の数値を比較することが不可欠です。
毒性学における実験データによると、純粋なカプサイシンの経口半数致死量(LD50:投与された動物の半数が死亡する量)は、ラット実験で約47.2mg/kg〜60mg/kgと算出されています。これを体重60kgの成人男性に単純換算した場合、約2.8g〜3.6gの純粋カプサイシンを一括摂取すると致死量に達する計算です。
キャロライナリーパー1個(約5g)に含まれるカプサイシンは約50mg〜100mg前後であるため、純粋な毒性計算だけでいえば「健康な成人がキャロライナリーパーを1粒食べただけで即座に薬理学的致死量へ達する」わけではありません。しかし、問題は単純な致死量計算だけでは測れない「急激な生理反応による間接的ショック死・合併症リスク」にあります。