健康な若年層や基礎疾患のない現役世代において、コロナ感染2回目の重症化リスクは1回目と比較して大幅に低下しています。肺の奥深くでウイルスが増殖する肺炎への進行リスクは、既存の液性・細胞性免疫のダブルブロックによって強固に抑制されるためです。ただし、高齢者や免疫不全のある方、未治療の持病を抱えるハイリスク層においては、再感染時であっても油断なく抗ウイルス薬の早期投与などを検討する必要があります。
一方で、軽症であっても警戒を怠ってはならないのが「コロナ再感染後の後遺症リスク(Long COVID)」です。「急性期の症状が軽かったから後遺症も出ない」とは限らず、感染を繰り返すごとに倦怠感、集中力低下(ブレインフォグ)、長引く空咳、睡眠障害などのリスクが蓄積される可能性が指摘されています。
2回目の感染だからと過信して熱が下がった直後から激しい運動や過密ワークを再開すると、自律神経系の乱れや慢性疲労症候群に似た長期の不調を引き起こしやすくなります。解熱後も最低1〜2週間は身体の修復期間と位置づけ、十分な休養を確保することが肝要です。