判決によって科された刑期は、やがて満期を迎え、主犯格を含む元少年たちは順次社会へと送り出された。しかし、刑務所の高い壁を出た彼らを待っていたのは、反省と贖罪の日々ではなかった。
出所後、少年Aは実母の姓へ改名し、各地を転々としていたことが週刊誌などの追跡取材で判明している。更生への期待を完全に打ち砕いたのは、共犯者たちの相次ぐ再犯だった。準主犯格とされた男が2004年に知人男性への監禁致傷事件を起こして逮捕されたほか、別の元少年も2018年に埼玉県内で交通上のトラブルから男性を刃物で切りつけ、殺人未遂容疑で逮捕されている。
名を変え、過去を覆い隠しながらも再び暴力に手を染める姿は、法による矯正教育の限界を生々しく露呈させた。服役を終えれば法的な罪は消える。だが、遺族に対する民事上の損害賠償金の大半が未払いのまま放置されている実態も報じられており、彼らが真の意味で犯した罪と向き合っているとは言い難い現実がある。