堂本剛が自身のクリエイティブを追求する場所として確立したのが、ソロプロジェクトの「.ENDRECHERI.」である。長年患った突発性難聴や心身の葛藤と向き合いながら、彼が辿り着いたのはファンクミュージックを軸にした自由度の高い音楽表現だった。自分自身の体調をコントロールし、独自のペースでファンと向き合うためには、旧来のシステムからの脱却が不可欠だったと言える。
剛にとって独立は、決して過去を切り捨てるためのものではなかった。むしろ、自分らしい表現を極めることで人間としての幅を広げ、最終的にKinKi Kidsへと持ち帰るための必然的なステップだったのだ。個人の表現者としての自立を果たした今、剛の表現力はより研ぎ澄まされ、グループのステージでも唯一無二のグルーヴを生み出している。