結論から言えば、mixiアバターはすでに完全にサービスを終了しており、公式プラットフォーム上で新規作成や着せ替えを行うことはできません。隆盛を誇ったサービスがなぜ幕を下ろすことになったのか、その背景にはテクノロジーと市場構造の不可逆な変化がありました。
最大の要因は、ガラケー(フィーチャーフォン)からスマートフォンへの急激な移行です。mixiアバターの多くの機能やリッチな演出は、当時のWeb標準技術であったFlash(Flash Lite)に依存していました。しかし、AppleのiPhoneがFlashを非対応としたことを契機に、Web業界全体で脱Flashの動きが加速。旧来のガラケー向けに最適化されていたアバター描画エンジンをスマホネイティブ環境へと完全移行するには、莫大な開発コストと構造改革が必要でした。
さらに、ソーシャルゲーム市場の激変も重なりました。プラットフォーム内でアバターアイテムを少額課金で販売するモデルから、ネイティブアプリ単体で数十億円規模を稼ぎ出すガチャ型ソーシャルゲームへと業界の主戦場が移動。運営リソースを『モンスターストライク』をはじめとするスマートフォン向けゲームアプリへと集中させる過程で、レガシー機能の整理が進められた結果の終了でした。