物語の中盤から一気に加速する追撃劇を引っ張るのは、知能犯罪のプロフェッショナル集団である警視庁捜査二課の泥臭い地道な捜査だ。単なるビジネスドラマの域を超え、緻密に構成されたクライムサスペンスとして極上のスリルを提供する。
特に終盤、巨額の流用資金が海外のダミー会社を経由して政治家へと還流するスキームを突き止めるクライマックスシーンは圧巻の一言。しかし、物語の真のクライマックスに隠されていたのは、主人公たちが追っていた黒幕すらも巨大なシステムの単なる「駒」に過ぎなかったという絶望的な真実だった。裏切りに次ぐ裏切り、そして国家権力すら巻き込んだ幕引きの裏には、視聴者の予想を遥かに裏切る衝撃の展開が待ち受けている。