菊池の急成長を語る上で欠かせないのが、花巻東高校を率いる佐々木洋監督との出会いです。佐々木監督は単なる技術指導にとどまらず、人間形成とセルフマネジメントを徹底して叩き込みました。
花巻東野球部で導入された「目標達成シート(マンダラチャート)」や毎日の「野球ノート」を通じて、菊池は思考力を徹底的に磨き上げました。さらに佐々木監督の勧めで高校時代からビジネス書や哲学書、アスリートの自伝などを乱読し、高校3年間で読んだ本は100冊以上にのぼります。恵まれた体格や球速だけでなく、客観的に自己を分析する知性と強いメンタルが高校時代に育まれたことこそ、後の大ブレイクの基盤となりました。