多大なメリットがある一方で、ネットの掲示板やSNSでは「結婚式のプロフィールブックはいらないのでは?」という懐疑的な意見も散見されます。現場の検証や利用者の生の声から、不要論が浮上する構造的な原因を浮き彫りにしていきます。
実際に手作りを断念したカップルや参列したゲストの告白からは、次のような不満や後悔が語られています。
「結婚式の2週間前、友人1名が急きょ欠席になり、席次表の配置を直すだけで丸2日徹夜した。印刷通販の納期ギリギリで心身ともにボロボロになり、夫とも大喧嘩に。これなら最初から席次表をWEB化して、紙は最低限のカードにしておけばよかったと本気で後悔した」(2026年秋挙式・20代後半女性の証言)
「友人の式で配られた自作冊子。ふたりのラブラブな自撮り写真と内輪ネタのポエムが延々と並んでいて、親族や会社の上司が困惑している空気が痛々しかった。自己満足が強すぎると読む側の居心地が悪くなる」(披露宴参列者・30代男性の投稿)
プロフィールブックがマイナス評価を受けてしまう背景には、明確な3つの盲点が存在します。
- 直前の座席変更トラブル:挙式直前の体調不良や冠婚葬祭によるゲストの出欠変更は珍しくありません。一体型にした場合、1名の欠席によって全冊子の席次表が誤記となり、再印刷のコストやシール修正の手間が発生します。
- 内輪ウケへの偏重による白け:学生時代のニックネームや特定グループにしか通じないエピソードで埋め尽くすと、親族や職場関係者などのゲストが疎外感を抱いてしまいます。
- 挙式後の廃棄ストレス:写真が大きく印刷された他人の冊子は、ゲストにとって「持ち帰ったあとに捨てづらい」という心理的負荷を生むケースがあります。
不要論の根底にあるのは「冊子そのものの無価値さ」ではなく、「配慮不足な構成」や「スケジュール破綻による準備ストレス」です。客観的な視点を保ち、ゲストへのもてなしに焦点を合わせた編集を行えば、これらのリスクは未然に防ぐことができます。