乾杯の挨拶は短いがゆえに、たった一つの配慮不足が目立ってしまう怖さがあります。お祝いの席にふさわしい立ち振る舞いと、知らず知らずのうちに使ってしまいがちなタブー表現を再点検しておきましょう。
絶対に口にしてはならない忌み言葉・重ね言葉
婚礼の席では、別れや不吉、再婚を連想させる言葉を避けるのが鉄則です。特に日常会話で頻繁に使われる言葉ほど無意識に出やすいため、事前の原稿チェックが欠かせません。
- 別れ・不幸を連想させる忌み言葉:「別れる」「切れる」「離れる」「終わる」「去る」「壊れる」「枯れる」「薄い」「忙しい(亡という漢字を含むため『ご多忙』と言い換える)」
- 再婚・繰り返すことを連想させる重ね言葉:「たびたび」「ますます」「いよいよ」「しばしば」「重々」「次々」「重ねて」
例えば、「ますますのお幸せをお祈りして」と言いそうになったら「より一層のお幸せをお祈りして」に言い換えるのがスマートです。
立ち振る舞いの基本|乾杯 グラスの持ち方・立ち振る舞い
スピーチの内容と同じくらい参列者の視線を集めるのが、所作の美しさです。2026年最新 結婚式スピーチマナーにおいて、登壇者が徹底すべき所作の手順は次の通りです。
- 司会者から名前を呼ばれたら:同席のテーブルゲストに軽く会釈して立ち上がり、マイクの前へ進みます。
- 登壇時の礼:マイクの正面に立ったら、まず新郎新婦へ一礼し、続いてゲスト全体へ向けて深く一礼します。
- グラスの持ち方:シャンパングラスの「脚(ステム)」のやや下側を親指、人差し指、中指の3本で静かに支え、薬指と小指を添えます。グラスのボウル部分を握ると体温で中身が温まり、見た目の品格も損なわれます。
- 乾杯の発声時:「乾杯!」と力強く発声すると同時に、グラスを目の高さまで自然に掲げます。新郎新婦へ視線を合わせ、笑顔でアイコンタクトを交わすことが重要です。
- グラスはぶつけない:居酒屋のようにグラス同士をカチカチと音を立ててぶつけるのはマナー違反です。薄いクリスタルグラスは破損の危険があるため、グラスを掲げて会釈を交わすだけで十分です。
- 発声後の一口:発声を終えたら、グラスに口をつけて一口いただきます。その後、新郎新婦とゲストに向かって軽く一礼し、自席へと戻ります。