日本テレビ系列で17年間続いた朝の情報番組『スッキリ』の終了は、加藤浩次というMCのテレビ業界におけるポジションを大きく揺るがした。早朝の生放送で醸し出されるリアルな緊張感と、ニュースに対する鋭いコメントは番組の看板であったが、時代の要請は次第に無難でリスクのないコンテンツへとシフトしていった。
制作費削減の波に加え、局側がスポンサー離れを極度に恐れる風潮が強まる中、尖った発言を繰り返す看板MCの存在感は、次第に局にとっての重荷へと変質していった。『スッキリ』の幕引きとエージェント契約の終了は偶然の重なりではなく、地上波テレビ局と吉本興業の双方が足並みを揃えて進めた構造改革の一環であった可能性が高い。