スマートフォンの設定画面や電子機器の裏面で見かける、郵便マークに電波が飛んでいるような独特のシンボル。これが総務省の技適制度に基づく「技術基準適合マーク(通称:技適マーク)」です。このマークは、対象の機器が日本の電波法に定められた基準を満たしていることを証明しています。
日本国内で流通するスマートフォン、Wi-Fiルーター、スマートウォッチなどの無線設備には、電波の混信や有害なノイズを防ぐため、技術基準適合証明や工事設計認証の取得が法律で義務付けられています。電波法における技適マークの表示義務は、その機器が安全基準をクリアしていることを利用者が一目で判別できるようにするための大切な仕組みです。
かつては本体に技適マークのシールを貼る物理的な表示が主流でしたが、薄型化やデザイン性を重視する現代のデバイスでは、OSのディスプレイ上に電磁的に表示する方式(電磁的表示)も広く認められています。