世界的なメガヒットを記録した『梨泰院クラス』や『イカゲーム』以降、映像コンテンツが都市空間に与える影響力は桁違いに増大した。韓国ドラマの世界的配給を担うNetflixや、エンタメコングロマリットであるCJ ENMの巨額投資によって制作されたハイクオリティな作品群は、ソウルの街角そのものを世界規模の観光名所へと押し上げている。
梨泰院の急な坂道や漢江に架かる大橋、麻浦(マポ)の洗練されたオフィス街など、ドラマのワンシーンを彩ったロケ地には連日多くのファンが足を運ぶ。現地では撮影当時の雰囲気を再現したコンセプトカフェや、XR技術を活用して劇中世界に入り込める体験型スタジオが続々と誕生。街全体が巨大なオープンセットのように機能し、フィクションと現実の境界を曖昧にするユニークな観光体験を生み出している。