『アナと雪の女王』シリーズのデュエットは「とびら開けて」だけではありません。物語の核となる感情のぶつかり合いは、常に魅力的な挿入歌によって描かれてきました。
代表的なデュエット・掛け合い楽曲を振り返ってみましょう。
・生まれてはじめて(リプライズ):
エルサの氷の城でアナとエルサが歌う魂の重唱。希望に満ちたアナと、自らを責め孤立を選ぼうとするエルサの異なるメロディが複雑に絡み合う圧巻のミュージカルナンバーです。女性同士のカラオケでも屈指の人気を誇ります。
・トナカイのほうがずっといい:
クリストフが相棒のトナカイ・スヴェンの声を一人二役で真似て歌うユニークな疑似デュエット。彼の素朴な人柄が伝わる隠れた名曲です。
・みせて、あなたへ(『アナと雪の女王2』):
アートハランに到達したエルサと、母イドゥナ王妃の呼び声が重なり合う神聖なデュエット。自己のアイデンティティを見出す壮大なクライマックスを彩りました。
男女の恋愛だけでなく、姉妹愛や家族の絆へとデュエットのテーマが広がっていった点も、シリーズが長く愛される大きな理由です。