作中で世間を震撼させていた「ハーメルン事件」は、黄色いカーネーションを残して子どもたちが次々と姿を消す連続幼児失踪事件でした。物語中盤から終盤にかけ、和樹が怪しげな部屋でモニターを監視する描写や、失踪現場付近での目撃情報が重なり、「お兄ちゃんこそが犯人なのではないか」という疑惑がネット上で急速に拡散しました。
結論から言えば、高野和樹はハーメルン事件の犯人ではありません。彼が取っていた不審な行動の真意は、実母への愛憎や弓子のマインドコントロールによるものであり、事件そのものには直接関与していませんでした。
実際のハーメルン事件の真犯人は、体操教室のインストラクターであり亜紀の幼馴染でもあった生方航平(岩田剛典)でした。生方自身も幼少期に母親から虐待を受けて育った過去があり、「子どもを粗末にする愚かな母親から子どもを救出する」という歪んだ正義感から犯行に及んでいたという衝撃の結末でした。
和樹は最終的に、実母からの再度の拒絶という絶望を味わいながらも、血の繋がりを超えて自分を命がけで守ろうとした育ての母・亜紀の深い愛情に触れ、本当の家族の絆を取り戻すことになります。このクライマックスにおける佐野勇斗の涙の熱演は、多くの視聴者の涙腺を崩壊させました。