事の始まりは2018年11月場所。当時22歳だった貴景勝が幕内初優勝を果たした劇的な夜にさかのぼる。祝福のために報道陣の前に姿を見せた母・佐藤純子さんの姿に、誰もが言葉を失った。
当時50代を迎えていたはずの純子さんだが、その若々しさとエレガントさは際立っていた。白を基調とした洗練された装いと、息子の偉業を静かに誇る微笑み。「吉永小百合の再来か」「宝塚の男役トップスターのよう」と、ネット上は称賛の嵐に包まれた。
スポーツ紙のカメラマンたちも一斉にファインダーを向けた。息子の快挙を伝えるはずのニュース紙面で、彼女の美しさが大きなスペースを割いて報じられるという、前代未聞の現象が起きたのだ。