遺伝性のがんの中で、特に代表的なものが「遺伝性乳がん卵巣がん症候群(HBOC)」や「リンチ症候群」です。これらは特定の遺伝子に生まれつき変異があることで、乳がんや卵巣がん、大腸がんなどの発症リスクが有意に高まることが知られています。
もし、家族の中に「若年(50歳未満)でがんを発症した人」や「何回もがんを経験している人」、「特定の複数のがん(乳がんと卵巣がんなど)を発症した人」が複数いる場合、これらの遺伝性腫瘍の可能性を視野に入れる必要があります。これらは単なる「がんが多い家系」ではなく、明確な医学的アプローチが必要な領域です。