いちご栽培の成否は、秋(10月〜11月中旬)の植え付け段階でほぼ決まります。まず重要なのがいちご苗の選び方です。初心者が選ぶべき優良苗の条件は明確です。
- クラウンが太くがっしりしており、傷や変色がないこと
- 本葉が濃い緑色で、3〜4枚以上展開していること
- 葉の裏や新芽にアブラムシやハダニ、うどんこ病の白い粉が付着していないこと
- 茎が徒長してひょろひょろと伸びていないこと
品種のタイプには、春にまとまって収穫できる「一季なり」と、春から秋まで長く収穫できる「四季なり」があります。プランターで大玉かつ甘い実を確実に収穫したいなら、「章姫(あきひめ)」「カレンベリー」「とちおとめ」などの一季なり品種が扱いやすくおすすめです。近年人気の一季なり「よつぼし」は種子繁殖系で病気に強く、高糖度と濃厚な風味が両立しているため初心者にも最適です。
次に土作りです。市販のいちご専用培養土を使うのが最も手軽ですが、自分で配合する場合は「赤玉土小粒6:完熟腐葉土3:もみがら結炭(またはバーミキュライト)1」をベースに、元肥として緩効性化成肥料を規定量混ぜ込みます。酸度(pH)は弱酸性の5.5〜6.5が適正範囲です。プランターの底には必ず鉢底石を2〜3cm敷き詰め、排水ルートを確保してください。