かつて交流戦といえば、パ・リーグが圧倒的な勝ち越しを収めるのが定番でした。「DH制で揉まれたパの投手と打者はレベルが違う」という言説がまことしやかに囁かれたものです。
しかし、ここ数年の交流戦ではセ・リーグの逆襲が目立ちます。セ・リーグの投手陣がパ・リーグのパワーバッターを力でねじ伏せる場面も増え、実力差はほぼ拮抗していると言ってよいでしょう。
この背景には、セ・リーグ球団の育成環境の劇的な変化があります。パ・リーグの高速化に対抗するため、セ・リーグも150キロ中盤を常時計測する本格派右腕の育成に注力してきました。結果として、リーグ間の「実力差」という壁は取り払われつつあります。