兵庫県神戸市で育った少女時代、彼女はごく普通の学生生活を送っていた。だが、幼少期に体験した阪神・淡路大震災の記憶は、彼女の生に対する価値観を深く揺さぶったと言われている。日常の儚さや生命の尊さを肌で感じた経験が、感情を表現することへの強い渇望へと繋がっていった。
地元の中学校を卒業するタイミングで、彼女は大きな人生の岐路に立つ。本格的な女優活動へ舵を切るため、15歳の若さで生まれ育った神戸を離れ単身上京を決意。その際、実力派女優を多数擁する現在の所属事務所である株式会社フラームへ移籍し、演技の真剣勝負へ身を投じることとなった。一般的な高校進学という安全策を選ばず、自らの人生を「演じること」だけに懸けた瞬間だった。